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THE IDOLM@STER Side“M”edicine

実に2年ぶりのブログ日記である。SideM日記に関しては3年ぶりだ。今更なぜヒサブリの日記なんざ書こうかと思ったかというと、THE IDOLM@STER SideM 7th STAGE ~GROW & GLOW~ STARLIGHT SIGN@Lが本当にメチャクチャ良かったからである。

しかし、具体的にへーどこが印象的だったの?なんて聞かれるとそれはそれで困る。なぜなら海馬と情緒がバカになってしまい、本当にメチャクチャ良かったのだが何が良かったのか全然思い出せないのだ。この時点で日記の体はまるで意味をなさないが、情緒の断片だけでも残そうと思った次第だ。

 

最高の担当ユニット、Altessimo

まず、とにもかくにもAltessimoである。

https://open.spotify.com/track/5bbnINemLEFCel6jD6PEhh

アイドル史に永久に残るであろう大名曲だ。これまでのアルテの曲だってマジなる大名曲だが、恐らくこれにはモーツァルトも草葉の陰で舌を巻いているに違いない。アルテの曲にはずっと根幹に「生命力」があったが、これなんか生命力のナイアガラだ。アルテは気品溢れた神のユニットだが、人間の喜びや生命力に満ちた力強さのあるユニットだ。この曲はそれを余すことなく表している。

この曲を生で聞くのを本当に本当に楽しみにしていた。3rd以降にハマり、コロナ禍で6thを断念した身としては、担当ユニットの新曲をライブで心待ちにするのは初めてだった。あまりに楽しみだったのでライブTシャツなんてものを作ってしまった。

来る横浜一日目、2年ぶりに目にしたお二人は本当に眩しかった。目にするもの、耳にするもの全てが黄金の景色だった。金が会場に降っていると思ったら、どうやら羽だったらしい。「喜び」というものが姿を取ったらアルテになると思った。曲が終わってしまうのが惜しくて、何度も永遠に続いてほしいと思った。アルテの二人は最後の伴奏で指揮棒を振る振り付けを観客に導いてくれたが、わたしは指の隙間という隙間にアルテのペンラを挟んでいたのでただの狂ったシザーハンズに成り果てるしかなかった。

この音楽の神に祝福された大名曲がこの一日しか披露されないのは勿体なさすぎるし(アルテに限った話ではないが)、わたしが音楽の神なら二人を永遠にして地球が終わるその日まで歌わせるという無茶振りをするだろう。また隙あらばお披露目していただくことを切に願っているし、モーツァルトも喜ぶと思う。

(ものすごく尊くてありえないほど美しいMV)

 

ユニットは本当に最高

さて、わたしはユニワン主義(ユニットを構成しているのが何人でもカウントは“ワン”主義のこと)だ。これまで現地参加した4thライブやプロミではユニット色よりも越境が主軸だったので、今回はユニット曲の新曲をたくさん聞けて、ユニワン主義の己もマスクの下で歯茎をむき出しスマイルであった。

それでも揃うことが叶わなかったユニットはとても残念だったが、挑戦がテーマというだけあって面白い試みを色々見れて、個人的には現地参戦したどの過去ライブよりも楽しむことができた。3Dかのんくんとのライブステージの共演を見て、そんな手腕があったん!?と感嘆したし、虎牙のソロリミックスは度肝を抜かれたので音源化キボンヌとアンケに書くつもりだし、こういう試みは今後も是非見れたら嬉しい。

それでも、人間とは業の深い生き物で、全アイドルを3Dライブに振り切ったらユニットが揃わない嘆きも解消されるのだろうが、悲しいかな、ユニットと同じくらい生のパフォーマンスを愛してしまっているのである。ドラスタの三人がお互いの目があったときにニコッと笑うのを見るのが好きだし、The虎牙道の三人が熱バトンを渡し合ってるのが好きだ。Legendersの三人が公演ごとに違うアプローチをしてくれるのが好きだし、笠間さんが「Legendersの二人とステージに立つのが大好き」と言ってくれたのがすごく嬉しかった。F-LAGSの完璧すぎるMVがスクリーンに初公開されたときに、右目でスクリーンを見て左目でステージのアイドルを見た。ステージに立つアイドルが大好きだからだ。

(ものすごく煌めいてありえないほど眩しいMV)

久しぶりに揃った彩の、ライブ最後の挨拶は涙なしには聞けなかった。彩がこのお三方で神に感謝したし、彩Pの末永い幸福を願った。絶対に次回も揃ってほしいし、今回揃わなかったユニットも絶対に次回は揃った姿で拝見したいので、徳を積むためにライブの帰り道、手始めに雑草を踏まないよう避けて歩いた。

 

Side“M”edicine

あまり私事を書くべきではないが、実は2022年はションボリしていた。Legendersに背中を押されて飛び出した関東での学生生活は最高だったし、友人にも恵まれたし、卒業間近には流星Paradeを聞いて涙ぐんだりもした。無事に国家試験にも合格して夢を叶えて順中満帆だったのに、つまらない私生活の問題で休職してしまったりなんかした。

SideMのチケットが当選したのはそんな矢先だった。当選メールが来たときに、どういう理由-ワケ-か長年確執を抱えてた相手のことを、「もういいかな、SideMのライブ当たったし……」と思えた。ライブが当たったごときで許せるならその程度だったんちゃうと言われるとそんなことはないし、だったらそもそも休職なんてしてない。しかし、底にいるときは何を見聞きしてもだめだったのに、SideMのライブに行けると思うと、友達(神速一魂P、通称“お嬢”だ)とSideMの時間を過ごしたり、CDやライブを見てたときの多幸感を思い出したのだ。そういうわけで、まったく心のなかにわだかまりがないわけではないが許して和解した。

愛知公演の日は復職前日だったが、久々に生で聞くSideMの楽曲はどれもメッチャ良くて、アイドル達はみんな輝いていて、「もしかして、わたしが落ち込んでること……ご存知なのですか?」なんて派手なる認知の歪みを起こしたりした。特に一日目に披露されたTake a StuMp!は明るいユニット紹介曲に聞こえて、心が震える秀逸なメロディーラインだ。

(ものすごく元気が出てありえないほどパワフル)

毎日生きてるといつも元気でポジティブでいられないこともあるし、目標を叶えても駄目なときは駄目なこともある。趣味だって別にSideMだけがじゃないし、K-popの3分しかないイカした短い曲だって好きだ。

(JupiterのBRAND NEW FIELDを一回聞いてる間になんと2周できる)

それでも、SideMは自分の幸せな思い出がたくさん詰まっていて、コンテンツに触れることでいつでもその時間に帰ることができるんだなと実感した。

お陰で今でもなんとか再び職場でのびのび働くことができてるし、「またSideMに救われちゃったネ」なんてお嬢と言いながら帰路についた。早くももう12月だが、いい一年だった。Altessimoの新曲が神だったし、SideMのライブが良かったし、紅井朱雀にファンサももらったし……。

わたしが時の天皇であればこれをSideMによる救済縁起として他者の話も集め書物にし、薬師寺でも建立しているが、しがない社畜なのでネットの片隅にこっそり残しておくことにする。

ありがとう、SideMの全てのユニット達。ありがとう、アイドルマスターSideM

 

翔べ!!!Altessimo!!!!